昔、言えなかった自分への手紙
言葉が止まる私
私は3人きょうだいの長女なのですが、咄嗟にうまい言葉が出てこないのです。「んん…」と頭の中で考えるのですが、それでも出てくるのは短い単語か、ブツ切れの文章ぐらいのもの。
反面、妹はスラスラと、しかも長文で理路整然と、相手が思わず納得してしまうような言葉が毎回出てくるんです。脳内どうなってるの?と、不器用な私は毎回いぶかしげに思いながら。
姉妹喧嘩でその口撃を使われた日には、もう、ムカついて仕方ないったらありゃしない(笑)きょうだいなので容赦ない砲弾がつぎつぎ撃ち込まれる始末。
そんな私でも、他愛ない会話なら流暢にもなるし、面白おかしく話す分にはスラスラ言えるのですが、反論したい時や「それ違うよね」って思う時に限って、感情だけがモヤモヤして、言葉の製造工場が急停止。
例えると、私の中の言葉製造工場が、作業員も工場長も右往左往しあちこちぶつかって、慌てた工場長がとっさに「それで良いと思います」なんて、まったく違う言葉を私の口から放り出してしまう感じです。
夜の反省会
そんな日の夜は決まって、ひとり反省会が始まります。
「あぁ言えばよかった」
「こう言ってやればよかった」
「なんであそこで言えなかったんだろう…」
そんな言葉の思い付きがピークに達するのです。その時に出てくる言葉こそが、私の本音で、あのとき言いたかったことなのに。
次こそ言おう。今度こそ、その場で思ったことを言おう。そう思っても、私の言葉の製造工場は「後出し仕様」のまま。悲しいかな、出る玉が変わりません(;’∀’)
心は時差で動く
でもあるとき、ふと思ったのです。
これは私の特性であって、無理に変える必要ないんじゃないかって。即答できなくたっていいし、うまい言葉が出なくても悪い事じゃないよねって。
それとこういう特性の人はきっと「心で感じる」ことが優先するんだと思います。心で感じるからこそ、色々混ざってるし複雑だし「当てはまる言葉」が中々みつからない。そんな感じじゃないでしょうか。
だからあとからジンワリと「あれって、〇〇だな」って、心が時差をもってようやく自分の言葉に変換されていくんだなって。それが分かってから自分を責めなくなり、すぐ言葉にならなくても気楽に思うようになれました。
本音の本棚
言えなかった言葉は、あなたの心の本棚にそっと置いてみてはどうでしょう。本棚の「本音」というカテゴリーに置いておく感じです。
言えなかったことが悪いのではなくて、「また言えなかった…」「なんで私はこうなんだろう」そんなふうに、自分にダメ出しする方がよくありません。
言えなかった言葉がたくさんある人ほど、人の心の痛みや辛さを手に取るように感じる人。私はそんな風に思っています。
そして時には、その本棚から一冊取り出して、「私は〇〇だと思う」そう相手に言ってみてくださいね。
大丈夫。本音を言ったからって、あなたのような人は嫌われたりしません。言えた時は、心の中で笑顔でガッツポーズです。
☕ホットミルクより
「その場で上手く言えなかった日」そんな夜は必ず一人反省会&イライラ会をしていました。でも今は、言えなかった言葉も、徐々に言えるようになっています。
もしかすると、この記事を読んでくださっているあなたも、まだ言えない言葉がたくさんあるかもしれませんね。
でもその心の本棚を無理に開かなくても、いつか必要な時に、一冊ずつ取り出せばいいと思います。
昔、言えなかった私へ。そして今、言えなくて苦しんでいるあなたへ。大丈夫。ゆっくり自分が言えるペースで。だって、それがあなたの良さなのだから☕🌙
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